の7″リリース順は情報が錯綜しており
同年に結構な枚数があるのと(Discogsではリリーッス順で表示されない)
同じ曲を再収録したEPが混ざっていたり
the Electric Chairs名義だったり
チラ〜っとヤフーでググったら先日書いた「初期サウンドに戻った」と思ったラスト・シングルが
実は初期にお蔵入りになっていたトラックを最後っ屁で出したものだったとかも判明したり
なので
以降のレコは貼る順番が間違っている可能性大です
. The Electric Chairs – Fuck Off / On The Crest(’77 Sweet FA)
Sweet FA Recordsはこの盤1枚のリリーッスしかないプライヴェート・レーベルだが
ディストリビュートがあの伝説のLightning Recordsという事でより幻度が高く貴重感マシマシ
(10年前位のライトニング特集参照)
んで
NYでイマイチ伸びなかったウェインはチェリー・ヴァニラと共に初期ロンパンを支えたインディーズの雄
Illegal Records / Deptford Fun City Recordsを運営していたマイルス・コープランドの招聘を受け
NYから飛び火しより燃え盛り始めたUKはロンドンに本場のパンク魂を伝える遣英使として渡った
⭐︎パブロックにも多い所謂”遣英使”はこのブログに通底する大テーマなのでR
Miles Copelandは後のポリスのStewart Copelandの兄?として知られているが
後期WCTECに初期The PoliceのGr.であるヘンリー・パトバーニが在籍していたり
Cherry Vanillaの初期バック・バンドが丸ごと結成前のポリスだった事でも関係の深さがわかろうもん
ちなみにドラムスのJ.J. Jhonsonはその後前述Skidsに在籍し
件のザ・フライン・リザースの2ndでも叩いている
⭐︎ザ・ポリスに関しては後述
まだパンク慣れしていなかった当時のUK社会では気質のレコード店店頭で
そのタイトルを言えなかったという逸話を残す”Fuck Off”シングルは
最初ヘヴィーでもったいぶったファックなオールド・ウェイヴィーなブルーズ・ロックで始まりつつ
ラモーンズ的な1-2-3-4-の掛け声で切り替わる最後の30秒間だけが
ファストなパンク・ロックになるという企画モノっちゃあそんな感じのベタベタな展開だが•••
「これが本場のパンクなのよ わかった?!」
て言いたかったのがわかる最高のパンカーなんですっ
そもそも昔は辞書でPunkを調べると『おかま』と出てきたワケで
(今はリベラル的配慮で出てこないような予感)
要は
まさにWCTECこそパンクど真ん中だったんだー
C/Wの疾走型パンキンロケンロー”On The Crest”もむっちゃノリノリでキャホホーイ
件の『1976マクシズ・カンサス・シティ』コンピにも入っていた
アンディー・ウォホル女優でデイヴィッド・ボウイのマネジメントだったという
チェリー・ヴァニラの1st45sはそのタイトル名も•••
. Cherry Vanilla – The Punk(’77 RCA)
ただし
現在の似非常識的な耳で聴くと「これのどこがこれがザ・パンクやねん」な
正直フレディー・キャノン(Way Down Yonder In New Orleans)辺りをベースにした
アーリー’60sリヴァイヴァル風の陽気でウマウマなロケンロー/パワーポップ曲なのよね
ただし
ブロンディーとかNYパンクはだいたいそんな感じのユルユルな定義だったので
ジャンルってもんは月日の経過によっていかに移り変わってしまうのかという代表的な例と感じる事しきり
サングラスのギターはアンディー・サマーズかな?