実は

プログレッシヴロックはパンクロック

実は2ndの『Dizrythmia』を最初に聴いたので

(当時の雑誌での紹介も大きかった)

ちょうどUKパンク勃興時だった事もあり

その髪型や珍妙なファッションで「ピストルズの次に来るパンカーはこれだ!」と勘違いした事しばしなバンドの1stが

 

.     Split Enz – Mental Notes(’76 White Cloud / Chrysalis)

 

これは最初母国ニュージーランドからリリーッスされたんだが

後にロキシーのNZ公演の前座を担当した際に知り合ったフィル・マンザネラのプロデュースで録り直され

翌年『Second Thoughts』とタイトルとジャケを変えて全世界に向けて再リリーッスされたという

この日本盤はジャケを最初のWhite Cloud盤のモノを使用しているので混乱するが

イラストてかもはや絵画を描いたのはメンバーで他にも美大系が何人もいるらしいから

同じ美術系のロキシーとはいかにもウマが合いそうだし?

ロキシーも最初は同じような奇妙奇天烈なコスで登場していたしな

鍵盤のティム・フィンは801(listen now)にも参加

当然この夢に出てきそうな衣裳(メイク)デザインもメンバー作だ

未来派ピエロてか競馬騎手

んで

バンドの見かけのインパクト(↑内面:Second Thoughtsのアー写)に打ちのめされたわけだが

音楽も深く聞き応えのある超激独自の世界観を持っており

解りやすく言えば•••自作ジャケ参照の白昼夢世界

ボードヴィルっぽくもあるクラシカルでノスタルジックな田舎風の•••

例えば前述ファミリーからダミ声を引いた幻想世界感と同時に•••

10ccのやうな歪んだ未来極楽感を思わせるモダ〜ン・ポップが交差しており•••

時に非常にプログレッシヴ(プログレではなく)な展開に発展するという

「これが新たなパンク像やー」と今になってはトンデモ勘違いしたのも失礼なレベルで

オリジナリティーを持ったエモ言われぬ好バンドなのよね

 

ぜひNZ盤も聴いて比較してみたいんだが•••

何故か昔からこのバンドの流通量が少なくて今でも押さえられていないのだった

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