次なる

プログレッシヴロックはパンクロック

ジョン・ケイルのソロ『ヘレン・オブ・トロイ』は

ギターはクリス・スペディング一本

他の面子はイーノを含めてほぼほぼ変わらないが

ドラムにフィル・コリンズがIN!

 

.         John Cale – Helen Of Troy(’75 Island 6th)

 

結構電気オーケストレーション的なアレンジが多いので

クリスがむっちゃ変態的に弾きまくって活躍する曲はA-1『My Maria』と

B-4のジミー・リードのカヴァー『Baby, What You Want Me To Do?』くらいしか無い感じかな

ジョンがプロデュースしたジョナサン・リッチマン&ザ・モダン・ラヴァーズの1st(まだ発売前)から

“Pabro Picasso”をカヴァー

パンクロックの原型の一つとなったこの曲でさえ(シンプル杉て)そんなに弾いてないレベル

他にビーチ・ボーイズの”God Only Knows”他のカヴァーソングも録音されたがお蔵入りになっとという

その代わりにA-3『China Sea』はBBペットサウンヅ期=敬愛するブライアン・ウイルソンへの絶賛オマージュで

まだサイケデリックが再評価される以前

かつ

BB低評価どん底期としては画期的に早いアプローチ

ハイ・ラマズ『ハワイ』の約20年前だぞ

この上”God Only Knows”も収録されていたら今頃どんなけ神アルバムになっていたかどうかは・・・

神のみぞ知る

 

ジャケ写の衣裳(ズボン)はヴィヴィアン・ウエストウッドのデザイン

クリスがマルコム・マクラーレンの店でワードローブを調達していた事と重なるじゃナイッスか!

これは隠れロンドン・パンク・アルバム初号機

わかった?!

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