私は決してそうは思わないのだが・・・
アルバムによってはDiscogsでのクリス・スペディングジャンル分けが
パブ・ロックとなっている場合がある
一方
デイヴ・エドマンズがパブの中心である事は間違いなく
しかも広くロック裏方社会を仕切った番頭頭であり
裏方というのも申し訳ないレベルで多くのムーヴメントの要となっている
両者とも新旧様々なジャンルからお呼びがかかる手練れ職人で
例えば件のデヴィッド・エセックスにも関わっているトコロも興味深いし
特にネオロカビリーの形成には多大な功績を残したワケだが
面白いのは
二人ともキャリアのスタート時に得意としていた
ある意味エスタブリッシュされたスタイルをバッサリ打ち切って
それを裏切るかのようにもっとシンプルな奏法を指向したトコロだ
デイヴの場合
デビュー時(ラヴ・スカルプチャー)に評価され将来を期待された超ウマウマなプログレッシヴ・ブルーズは
レコード会社(世間の流行り)に強要されただけでイヤイヤやっていたアホくさい所業と
意識的にそれをかなぐり捨てた事を公言?していたが
クリス・スペディングも同様に
初期の親カンタベリー系のプログレッシヴなフリー・ジャズ奏法は’70s中期にはすっかり封印し
逆に音(指)数を極力減らした彼独特のぬらりひょん奏法の深化に向かっているが
通常ジャズ・ロックの人はフュージョン/クロスオーヴァー化するはずにもかかわらず
あえてその道に進まずにむしろ逆(パンク)に向かったという事は
クリスもデイヴ同様に権威的な業界のお約束への嫌悪があったのではないだろうか
(あくまで個人的見解です)
デヴィッド・エセックスの世界的ヒット『Rock On』は
彼が主演した映画『That’ll Be The Day(’73)』の劇中歌でもあるわけだが・・・
その続編映画『スターダスト(’74)』でストーリーのキーとなるロック・バンドのメンバーとして
ななんとデイヴ・エドマンズ本人が出演!
(他にはリンゴ・スターやキース・ムーン等)
実際のバンド演奏がデイヴが一人で総ての楽器演奏をしたといわっるが
バンド名が『ストレイ・キャッツ』というじゃナイッスか!
言うまでもなく
現実のネオロカバンドのストレイ・キャッツのプロデューサーであり
バンドを育てたのはデイヴ・エドマンズ師
要は
生粋の不良=ツッパリというイメージで売り出したストレイ・キャッツの誕生もまた
非常に芸能プロダクション的な台本/お膳立てが存在し
何年も前から仕組まれたレール上に乗ったアイドル育成のお話だったというワケなのでR
だって『Rock On』の歌詞はロカビリー賛歌なんだもん
むぅ士郎
真の・・・オレ達の”ロック魂”とは何処にあるんだ?
だがそこがイイ!
わかった?!
※ストレイキャッツの日本デビュー時のキャッチフレーズは「ロックのたのきんトリオ」
(二回目☆この話はどこにも書いて無いので僕の妄想も入っています)