ザ・モンクス
A-1が『Johnny B Rotten』
これが『プログレッシヴロックはパンクロック』なんです
. The Monks – Bad Habits(’79 EMI)
ノリとしては前述Pork Dukesと同じで
時代に取り残され商売上がったりなオールド・ウェイヴァーが
パンクにグヌヌヌとパロディー的に扱う感じで
ジャケの「エロくてナンセンスけりゃパンクなんだろ?知らんけど」みたいな勘違いも同じ
ただし
この人らはHudson Fordでもお解りいただけたように引用演繹の情報量に優れており
ビートルズからスウィート→スティーリー・ダンまで利用出来るモノは何でも的な一種恥知らずなのに
これみよがしのパクリは回避する筒美京平もかなわない倫理を兼ね備えたテクニシャンなので
どの曲も深読み可能な元ネタがあるようで無いような(どっちだよ)
作曲のプロっぽい絶妙なオチやツッコミドコロを持たせる奥深さが俺達を虜にさせる〜〜
クラッシュ(てかラッツ)っぽいパンキー・レゲエとか
ジャム(曲名:Inner-City Kitty)とか
ストラングラーズとかがそんなメタファーの標的となっていると思われる
また
同時期にHigh Societyという1930年代のジャズ小唄をフェイクする
パンクとは正反対とも云えるプロジェクトをやっていたったってのも確信犯だ
しかも
彼らがパンクをネタにふざけてもおkという彼らしか持っていない拠り所が・・・
そう!
A&M(ストロウブス/ハドソン・フォード)からEMIに移籍してこのレコがリリーッスされたトコロじゃナイッスか!
YES!
それセックス・ピストルズの履歴書と同じだよヒャホホーイ
ま
唯一残念なのは発売が1979年ってのがなー
もうとっくに最初のパンクは終わってジョニーはライドンに名前変えてんだよ・・・
社会派と言ってもこの程度の認識とはさすがOW(オールド・ウェイヴ)すなぁ
だが案ずる事わ無い!
UKでは遅くてもカナダではJohnny B Rottenが受けてダブル・プラチナ獲得レベルの大ヒットを記録
先述のように彼らはハドフォー時代からカナダでは受け入れられていた下地があったワケで