前述サンディ・デニーも参加していたフォーキー/トラッド/プログ野郎共の3枚目ライヴ盤
. Strawbs – Just A Collection Of Antiques And Curios (Live At The Queen Elizabeth Hall)(’70 A&M)
プロデュースがトニー・ヴィスコンティ
実はこの『プログレッシヴロックはパンクロック』は
現代のプログレッシヴロックたるバンドメイドをプロデュースしたTony Viscontiを貼るトコロから始まったので
流れから云えば2020年に貼っておくべきレコだったワケだが・・・
台本の進行上今日まで長らく取り置き状態になってしまっていたのだ
ストローブスはこれしか持っていないので他の時代との比較が出来ないんだが
ジャケから漂うヨーロッパ中世の伝統的な古典音楽?みたいなフィールよりは
割とアメリカのフォークっぽい柔らかくくだけた聴きやすい曲が多いけれども
ほぼほぼ8割方アコースティック演奏だし
ほぼほぼロック的な要素は無く
会場のエリザベス女王会館に相応しい格調の高さが音楽は勿論観客の拍手からも充満
時代故に前述のラマセスみたいな抹香臭い宗教臭さもちらほら漂う
そんな中!
Aラス/Bラスでリック・ウェイクマンに披露されるあらゆるジャンルを横断する
長尺鍵盤ソロが秀逸で全部持っていく感あります
とにかく
あらゆる場面に於いてRick Wakemanのプレイがメインから隠し味
あるいわ天才的な引き出しの多さなぞがキーとなっている
鍵盤だけに←上手い事言ったつもり
駄菓子菓子
スティーライ・スパン同様に
こんな一見かしこまってマジ生真面目そうなプログなヤツラが
後年パンク革命を迎えて生活やプライドを根底から破壊され逆ギレのやうな暴挙に出るとは
この時はまだ誰も思わなかったであろう・・・