（違います）
アンディー・ロバーツが最初期に参加していたバンドというか妙なプロジェクトというか･･･
. The Liverpool Scene – Amazing Adventures Of（’68 RCA 1st）
リバプールの最先端のフーテン達のふいんきが伝わるジャケ
当時マイナー世界で活躍していた？リバプール詩人達のポエトリー・リーディングのバックに
フリーフォームで楽器が演奏をつけるという企画的な性格を持つ盤（バンド）で
笑い声も入っていたりする曲（というか詩）もあるのでライヴ録音と思われる曲を挟み込んだ組曲形式の盤
この盤の前に『Incredible New Liverpool Scene（’67）』という
やはりアンディー・ロバーツのギターのみ？がバックでポエトリー・リーディングされる企画アルバムがあり
それが発端となって発展したバンドのために本作を2ndと解釈する禿しくマイナーな説もあるという
（あくまで個人的情報です）
ただし
1年違いとは言えアンディーの演奏力の成長は著じるしく
『Incredible〜』ではテンプレ的なブルーズやトラッド／CW／フォークのフレーズを
トークの後でなんとなくアコギで当てているだけだったのに対し
『Amazing〜』ではジャズのイディオムを中心にさらには
古典的で神秘的な英トラッド世界（むしろこっちの方が優メインかな）まで包括した
もうフリー・ミュージックと言っても良い変幻自在の表情を曲（朗読）に与える
まさに芸術的かつ哲学的→天才的な演奏を聞かせる
これホントに同一人物なのかってレベル
てか朗読力も上がっているんだが
ま
ギター（ヴォーカル）が何人かいるので
どれがアンディー・ロバーツかは断定出来ないんだけどな･･･
ビートルズ（マージービート）が喧伝される裏で
リバプールのアンダーグラウンドではこんなヤヴァイ世界が展開されていたなんて！