デイヴ・エドマンズ師がラヴ・スカルプチュアでやりたかった事なんだな
全くホワイト・ブルースでは無く
. Love Sculpture – Forms And Feelings(’69 Parlophone 2nd)
そう!
Love Sculpture=ブルーズ・ロックという単純な思い込み
あるいは『Sabre Dance(剣の舞 : ハチャトゥリアン作)』のロック・カヴァーのみが有名になっているが
YES!
実は2ndアルバム全体が大胆にクラシックとの融合を取り入れたチェンバー・ロック/バロック・ロックへの挑戦という
要は・・・初期プログレッシヴロックなのだ〜〜〜!
“Sabre Dance”のみならずAラスでビゼーの『アルルの女 第2組曲 ファランドール』を
また
アメリカ盤のみだがホルストの組曲・惑星から『火星』をロックアレンジでカヴァー
しかも
オリジナルのA-1曲『In The Land Of The Few』やA-2曲『Seagull』も
非常にクラシック(バロック?)寄りの荘厳なブリット・ポップ/フリーク・ビートに組み立てられている野田
我想うに
様式/スラッシュ・メタル等でよくある
イントロがクラシカルでスローテンポのアコギで始まる出落ちのパティーンがあるけど
ここそれがその源流の一つでわと思っているのでR
ま
Niceに影響された/ナイスの方が先行していたなぞとも云われているけど・・・
んな事どーでもEじゃナイッスか!
デイヴの凄いトコロわ
B-1でのチャック・ベリーの『You Can’t Catch Me』カヴァーにおいて
もの凄いサイケデリック・アレンジによるバック・ビートの効いたハードロックとして
オリジナルR&Rを代表するイメージを再生させる事により
白人西洋音楽との対比を提示させ一つの批評として成立させているトコロだ
A-4『Why (How-Now)』はラーガ・ロック(似非インド風)ぽいし
要は・・・ロックで世界一周なんや〜〜〜!
(いやいやホントにそうなのかよ)
プロデュースは後のパスウェイ・スタジオの経営者Mike FinesilverとPeter Kerが担当しており
彼らはまたオリジナル曲の大半を書き下ろしているが
マイクは前述アーサー・ブラウンの『Fire』の作者でもある
このライヴはTV用に短くされていてデイヴの凄まじいギターワークの本領を感じ取る事が出来ないが
何故かルート弾きのベーシストの手先ばかりがアップになるのは
ディープパープルの日本公演映像におけるハイウェイ・スターでのもどかしさを想起させる