あんまりビックリさせんなや

プログレッシヴロックはパンクロック

最終作の5枚目と来たら・・・

ただの普通に哀愁ブルージーなロックバンドになっちゃってんじゃん

 

.      String Driven Thing – Keep Yer ‘And On It(’7 Charisma 5th最終作)

 

ヴァイオリンは入っているもののずっと後退して

トラッド寄りのUKアシッドフォーキーなフィールは跡形も無く

ブルーズ・ハープなんかフィーチュアされてたり

バッド・カンパニーをソフトにしたレベルの(米国)大衆受け狙い(AOR)とかナンナンダヨ~

ただし

そんなに酷いかというと・・・そうでもなく

変態的なヴァイオリンが降臨する曲もあり

情熱的なシャウトをしていても冷たさてかシュールさが通底しているのはカリスマ・レコーヅの特性か

もはやプログレッシヴ・ロックとは言えないまでも

これぞ辺境の良質なニッチ・ポップというべき独自性はキープしているのだった

てか

最も奇妙で意味不明なのは常に謎を呼ぶこのバンドのレコジャケの中でも最大の珍問題作だろう

大手バンドで没にされたヒプノシスのダメ元アイデアを一手に引き受けていたという噂もある

だがそれがイイ!

(あくまで個人的想像です)

 

んで

後にニック・ロウのプロデューサーになった件のColin Fairleyって前作から加入してんだけど

ベガーズ・オペラの時もそうだったし

いつもバンド後期の換骨奪胎されて悪あがき時のメンバーだったのよね

☆プロデューサーとしては成功

内袋にある白昼夢=異常な日常ともいうべきプール・シャークの乾いたイラストがこのアルバム?バンドのコンセプトをよく表して言え魔性か

タイトルとURLをコピーしました