こちらは所謂モッド・ジャズで合っているので唱歌

プログレッシヴロックはパンクロック

本人がホンモノのMODSじゃないとモッドと認めない原理主義説もありますが・・・

これは疑いようもなく正真正銘のモッド・グルーヴで正解ですキリッ

だってモノホンのフェイスの一人・・・ロッド・スチュアートがいるんだもん

 

.    The Steampacket Featuring Rod Stewart – The First Supergroup(BYG/Charly)

 

画像は’77年の英チャーリー盤を元に’80年に日本発売したRVC盤だけど

元々は’70年の仏BYG”Rock Generation“シリーズ盤第六集がオリジナルと思われ(調査ちう)

と言っても

ザ・スティームパケットは存命中の’60年代中期に於ける1年程の活動期間に音源が一つも発売されなかった

完全なライヴバンド(プロデューサーのジョルジオ・ゴメルスキーお抱えの箱バン)で

この録音は米ツアー用に数時間で録られたデモを解散後になってお蔵出し纏めたものと云う事です

(そればっかだな・・・)

なので例によって各国・各時期によってディフジャケ/曲順違いがいくつも存在し

要はこれもスタジオでのライヴ音源みたいなもんなんだろうけど

生演奏でこの完成度はスゲェし各パートの音の分離やバランスもくっきり聴きやすく

当時の録音技術(まだモノラル?)にも感服する事しきり

 

伊藤正則師による解りやすいライナー解説によれば

ブルーズマンセーのロン・ジョン・バルドリー率いるお師匠一派と

ジャズ命のブライアン・オーガーのトリニティ系が

ゴメルスキーの下でゴネル←事も無く歩み寄り自然に融合

解散時も時(流行)の移ろうままにモメル←事なく各々の道に分かれて行ったと云う

このアルバムで聴かれるのわ超一級のスリリングなジャズ・ロックとR&Bのカヴァー集だが

ゴスペルのフィールが両者の接着剤となっているようだ

 

タイトルにはスーパー・グループ(特にRod Stewartを大フィーチュアして)とあるが

それは後の評価であってリアルタイムではLong John Baldry以外はまだまだほぼほぼ無名に近く

特にジュリー・ドリスコールは修行中の幕下新人力士(どすこーい故に)であったらしい

なのでBrianの天才肌のオルガン・プレイやそつなくクールにキメる楽器陣に対するトコロの

JulieやRodはまだ人生のアイドリング状態かなといった感じで正直ノリがイマイチ

音程も気合いも覚束なくぶっちゃけ結構頼りないのだった

’70年代後期にロカビリーの復刻やテッヅロカバンドのリリーッスで始めたCharlyだが

後にはジャズ・ロック/プログレ/モダン・ジャズのコレクションがメインとなってゆくのだった

☆旧ブログhttp://www.redhotdrive.com→”SAY”時代のネオロカ特集(2年位継続)参照

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