あれやこれやバタバタと入れ替わったり変名したり行く内の一瞬だけ
メジャーから録音を発表することが出来た時代の徒花バンド
. Bulldog Breed – Made in England(’69 Deram 画像は’02年のAcme再発)
このバンド発生の経緯はどーでもいいレベルでゴチャゴチャしており
ファミリーツリー関係を何度読んでも覚えられないんで省略するが
ザ・ガン結成前のサナギ的フリーク・ビート・バンドのザ・ナックやプリーズやネオン・パール等が
互いのドラマーを入れ換えたり後のT2やAsgardのメンバーが加わって来たりたりして
各バンドが安定するまでの過渡期的なバンドで
よくメジャーでのデビューにまで至ったなぁという程に短期間数ヶ月のみ存在した
幻のサイケ・ポップ・バンドが残した奇蹟的な記録と言え魔性か
なので
発売時にはすでに解散していたと云うそんな忙しいゴタゴタ人事なので
裏ジャケのアー写にもここで演奏していないメンバー(キース・クロス)がいたりするし
今となってはぜいいんほぼほぼ無名戦士の墓と云う適用さ・・・
だがそれがイイ!
てか
この時期って実際はスタジオ・ミュージシャンが演奏しているのが当たり前だったりするからなぁ
(このバンドがどうかは知りません)
そんな経緯からか
サウンドに特に凄く特徴があったり名曲があるワケでもなく
同時期の凡百のバンド群の一つとして埋もれそうな存在ながら
無理矢理評価するとしたら・・・
ピンク・フロイド1stの影響下にあるようなサイケデリック感覚からもう一歩踏み出して
ガンに繋がるようなヘヴィーで歪んだ音像感覚まで進んでいたり
さらに踏み込んでジャズ的なアプローチを取り入れているトコロが
他の商業的なポップバンドと違ったのかなぁとも思えたりして
でもデモ録音みたいな完成度の弱さ/音の存在感の薄さがあるのよね