スパイキーヘアーのいないパンクバンド

プログレッシヴロックはパンクロック

.      Wire – Manequin(’77 Harvest 1st 7″ 写真はホンモノ)

 

☆初回限定のスリーヴ有りは激レア

 

何故かドラムのRobert GreyがパブロッカーSnakes出身というオルタナ(プログレッシヴロック)の雄ワイヤー

今ではMinor Threatのカヴァーの方が有名なんじゃ?ってレベルの『12XU』を含む3曲入りEP

『12XU』は小生も学生だった’78年にカヴァーしていた曲だったんだがその理由は多分・・・

「簡単だから」ってだけじゃなく最も斬新だったから

このバンドは時期的/形式的に一見パンクバンドだったが

1stアルバムのジャケでもわかるように

実体はどんどんとミニマル・ミュージックやダダイズムを指向し掘り下げてゆく事になる

真の意味でのプログレッシヴ・ロック・バンドなのでR

ただし

この1stシングルA面の『Manequin』なんかはちょっと陰鬱で終わり方は悲しげではあるが

パワーポップとも言える位リリカルキャッチーな曲だったりしてまだ旅は始まったばかりだ

あと

B-2『12XU』はアルバム・ヴァージョンと違って冒頭の”独り言”部分が無い事はあまり知られていない?

 

プロデューサーのマイク・ソーンの最も初期の仕事の一つだが

彼がほぼほぼ同時期に制作した『鮮血のロンドン・パンク/ライヴ The Roxy London WC2 (Jan – Apr 77)』にも

ワイヤーは『1.2.X.U.』を含む2曲が収録されている

んで

その帯叩きにマイク・ソーンと大書きされているけれど

彼はこの時期まだ数枚しかプロデュースしてないヒット作も無い新人だったのに

この大物扱いは謎であることしきり

 

 

 

 

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