同時期のラフ・トレードで

プログレッシヴロックはパンクロック

ジャケのデザインのふいんき/フォントもローラ・ロジックと似ている・・・

 

     James ‘Blood’ Ulmer – Are You Glad To Be In America?(’80 Rough Trade)

 

パンク・ジャズとは言われるが

パンクってのは多分に過去のジャズのメソッド/トーン&マナーをぶっ壊した事の比喩的な叩き文句で

実際はファンクのノリが取り入れられている事や

自由に解き放たれた感覚はジミ・ヘンドリクス的な世界観に近い

こう書くと全然新しそうじゃないけれど

何やら得体の知れない暴走する獣のような重量感と

何が起こるかわからない野蛮さと計算された知性が共存していて好きな盤

Lora LogicやPop Groupなんかと同期したジャズとロックの折衷運動と位置付けられると思われるが

久しぶりにもローラ・ロジックを聴いたらそこまでジャズっぽくなかったりして

だいたいこっちわシロウト同然の勢いだけでやってるヘタウマ白人パンクとは違って

ちゃんと名門スクールで研鑽したアカデミズムの人だしな・・・

なんだ

関係ねぇじゃんなぞと思いきや・・・

甘い!

甘酢ぐる!!

プロデューサー(の一人)が・・・ペレ・ウブ/レッド・クレイオラとも関係深い

メイヨ・トンプソンじゃナイッスか!

点と点が繋がって線になった目が点になった〜〜〜!!!

Mayo Thompsonってこの時期はRough Tradeのハウス・プロデューサーみたいな感じだったからな

勿論ハーモニクス奏法(だっけ?)のギタープレイは初めて聴くものだったし素晴らしい演奏だけど

特にヴォーカルの入っている表題曲や『Jazz Is The Teacher (Funk Is The Preacher)』が秀逸

ジャズを超えてロック(NW)のリスナー層にまで届いたのは

そのタイトルが示すようなメッセージ性だろう

何故か再発盤では何種類もの異なったジャケが出回っている
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