『Electronic Toys』コンピに3曲も入れられていた
デイヴィッド・ヴォーハウスのプロジェクト
ホワイト・ノイズを貼ってみたい
White Noise – An Electric Storm(’69 Island)
この盤こそ元来の意味での最初のUKプログレッシヴとも言うべき代物で
昔から評価も最高値なんだが
プログレ特集みたいな雑誌には取り上げられたのをあまり見た事が無いし
何故か’98年まで日本盤が出ていないというバカジャネェノ~状態だったのが謎
なので今でも一般的な認知度低めなのやも知れず
多分
David Vorhausが全くロック畑でなく他の面子もBBCの音響部門て肩書きや
ジャズ畑からだったりってのも影響してると思われるが
内容的にはエレクトロニクス フリーミュージック ミュージックコンクレート
エスニック お経 クラシック系等が混沌と入り交じり
はたまたソフトロックのポップスなフィール Electronic Toysでのおもちゃ箱感もありつつ
それに相反するような感情を爆発させる人間の内面に迫るような映画的場面もあったりと
今でも全く古く感じられない新鮮さかつレイト’60sのレトロサイケ感がお洒落でもあり(どっちなんだよ)
要は捕らえ所が難しいヤツ
だがそれがイイ!
そうそう
スネークフィンガーとは逆にヴォーハウスこそアメリカからUKに渡ってきたホントの渡来人で
英国ロックはこういうTRY人・検討士達によってジャンプし常に進化して行ったワケだが
その影響かUKのサイケ→プログレッシ部ロック(とも言えない微妙さだけど)の割には
Sgt.ビートルズのサイケポップっぽさが殆ど感じられないのよね
その代わりにPet Sounds/Smileなビーチボーイスのサイケ感が濃いし
ヴォーカル/コーラスのパートがあるとやたらソフロ感が爆上がりするのもアメリ圏の出自故だろう
A面は割と従来の概念での曲っぽいんだが
パワースペクトルにおいて広い範囲で同程度の強度となっているノイズを指すバンド名や
『電気嵐』ってタイトルは長尺2曲のB面からより感じられ
そのアヴァンギャルド性や無気味さはザ・レジデンツっぽくもある野田