Dick Taylorのプロデュース作と言えばHawkwind以外には
Skin Alleyの1st Cochissの1stと来てからの〜
Dr.Z唯一のシングル(Fontana)じゃナイッスか!
(て言われても誰もうなずいてなんかないよな)
ま
これは当然持ってないので・・・Dr.Z唯一のアルバムを聴いていきたいっ
Dr. Z – Three Parts To My Soul(’71 Vertigo 写真は’94 Si-Wan盤)
ヤバイっ
こんなプログ烈士部を代表するヴァーティゴにして変形ジャケかつ謎メンバーという
ヲタ度三拍子そろった垂涎の壁レコをこんな初っぱなから貼ってしまっていいので唱歌
(もう1年経ってます)
しかも
ホークウインドみたいなヒッピー崩れの力業バンド・・・要は友達じゃなくて
こんな本格プログをプロデュースしていたってのも驚きだ
(フォンタナ繋がりだろうな)
ただし
チラ〜っと評判をヤフーをググってみたトコロ・・・
レアで有名なプログの割にわ演奏がたいした事無いとか歌が酷いとかむっちゃ評判悪かったのよね
いや
何言っちゃってんのあんたら
それがヴァーティゴ辺りのオブスキュアレアサイケの魅力でしょ
何だこのワケのわからん下手物は? やっちまったな
・・・と思わせて聴き込む内にジンワリ味わひの出てくる・・・
てかコスパの悪さを無理矢理自分を納得させるみたいな
鍵盤とドラムのコンビがメイン+ベースってメンバー構成で
Dr. Z 以外のバンド経歴はほぼほぼ不明ながら
二人とも技術素養は割とアカデミック系の出身らしいのでロック畑以外で何かしらあるのだろう
と言っても繊細だったりテクニカルな感じは全然無くむしろ木訥
この時期にたまにあるドカーンってビッグバン的爆発音で終わる曲のパティーンが子供っぽく
いかにも’70s初期の混沌とした新しい何かの模索状態が記録されていて愉しい事しばし
ドラムは結構古いセンスの(バップいぜんというかマーチング・バンドっぽい)ジャズドラムで
そこにポコポコと民族パーカッションが加わり
当時よくあったアフロロックの要素も強いが
リズム感に黒人センスは欠如していてノリが悪いてか全く踊れない
だがそれがイイ
(よく見るとジャケの意匠がどこか南国ヴォードゥーっぽいのはそのせいか)
Si-Wan Recordsは韓国のレーベルだが
タイトルに『Three Parts To My “ソウル” 』とあるからリリーッスされているワケではない
いったい韓国にそんなにレア・プログやアシッド・フォークのマニアックな愛好家が多いのかは謎だが
K-Popも国内消費<輸出(日本が最大)の産業なのでこの辺もオモニ日本のヲタ向けなんだろうな
(あくまで個人的推測です)
昔中野の丸井の裏手にあったマニアックな中古レコ屋が
こういった韓国盤や韓国のバンドを多く扱っていたけど
その関係が当時からずっと気になっており
ブラック・ピンクとピンク・フェアリーズとの関連も解明したいトコロだZ