基本クラシック×ジャズ×現代音楽とやってる事はそんなにも変わらないけれど
何故か1stと同じ曲名『Boilk』が再び存在するし
B面が4部からなる組曲で長尺の1曲になる構成も同じと
わざと踏襲して2枚を対にしているのだろうか?
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Egg – The Polite Force(’70or’71 Deram 2nd ブリティッシュロック秘蔵盤シリーズ)
ヴォーカルが入る曲が2曲?と前作より割合が少なくなった
前作では歌メロのおかげでかろうじてポップスの体裁も保っていたのだが
変拍子から変拍子へと延々と続くインストの洪水によって
より気難しくパラノイアックな音楽の学究の徒集団といった印象が強まった
件の”Boilk”ではバッハの一節を引用しつつ水の沸騰する音?その他生活音やノイジーな効果音を
ミュージック・コンクレ−トするパートを挟み込み前作よりより実験性が増している
ジャケの抽象的な写真は何が写っているのか全くわからないけれど
意味不明な歪んだメタリック性という意味に於いてこのアルバムの音楽性をよく表現していると云え魔性か
ところで
YouTube上では
『(ブルーズ起源の)洋楽の演奏は”バックビート”でなくてはならぬ〜』とか
『ジャップは”バックビート”が全く解ってねぇヴォゲ共が』とか
『この極意をマスターすればキミも”バックビート”の達人になれる(だから課金しろ)』
なぞと言った怪しい先生達の動画が溢れているが・・・
お前らの演ったヒットソング何?みたいな
(あくまで個人的印象です)
Egg(のドラミング)はジャズのフォーマットと言ってもそういった黒人的なスィングするグルーヴはほぼほぼ感じられず
所謂肉感的なノリとはほど遠い硬直して固くドタバタしているぶっきらぼうな拍子割りだ
ま
変拍子ばっかだし・・・
駄菓子菓子
逆にノレないのが個性的でキラーでカッコE事しきり
要はバックビートなんて少なくともロック圏内では特に重要ではないし
好きなように叩けば良いの打
わかった?!
しかも
ドラマーのClive Brooksは後にUKブルーズ・ロックを極めたグラウンドホッグスに加入している次第だし
(後述)