オレが常々参考にさせていただいている某ツベ番組で云われるトコロの・・・
「日本でのみ名盤とされるレコ」シリーズの1枚
. David Cassidy – The Higher They Climb – The Harder They Fall(’75 RCA)
と言っても海外は勿論日本でもそんなに売れてないし評価もされてないでしょと思われるんだが・・・
やっぱりゴミ値でゲトー
デイヴィッド・キャシディーは’70〜’74年にかけて放映された米大ヒット家族物TVミュージカルドラマ
『パートリッジ・ファミリー』の長男役として番組を支えた偉大なティーンネイジ・アイドルだが
この盤は番組の終了を機にプロデューサーにビーチ・ボーイズのブルース・ジョンストンを迎え
独立した真のロック・シンガーとして旗揚げしようと目論んだ作品と思われ
(あくまで個人的見解です)
んで
聴いてみたら・・・
ぶっちゃけミッド’70s特有のイマイチ盤で
オイオイ「日本でのみ名盤」ともされてねーだろって感じですが
名盤とされる所以は
バックを固めるのがBruce Johnston関連の通好みなプロの面々であるトコロの・・・
ジム・ケルトナー ダニー・クーチ ニルソン リッチー・フューレイ ロン・タット
カール・ウィルソン ジェシ・エド・デイヴィス フロー&エディ等々が揃い踏みしている点だろう
曲目にブルース・ジョンストン(BB)物のカヴァーが2曲もIN!と
その界隈では裏BBネタとして評価されているやもしれず?
そこわむっちゃ聴きがいがあるのだけれど
正直David Cassidyの歌唱自体がそんなに刺さらないのがなー
だいたいその辺の面子やレッキンクルーの面々が陰で演ってる盤なんて他にも山程あるわけで
実際以前のソロ作もレッキンクルーが支えているのだった
あと
一応コンセプト・アルバムてか自虐的なロック・ミュージカル仕立てになっていて
ジャケの表裏からもわかるようにロックスターが☆を掴み損ねて堕天使になっちまうみたいなストーリーと思われるが
結果的に現実を予言する事になっててシャレになってねぇんだよな
(これ「星くず兄弟の伝説」で近田春夫師がパk・・・じゃなくて下敷きにしてないかな)
テーマのA-1″When I’m A Rock’n Roll Star”で幕開けし
ジーン・ヴィンセントのR&Rアンセム”Be-Bop-A-Lula”が続き
バリー・マニローの甘々バラード”I Write The Songs(ジョンストン作)”をカヴァー
ニルソンとの共作曲とBBの『Darlin’』をカヴァーし
B面は急にディスコ/フリー・ソウルへと振り
フロー&エディ=チーチ&チョン風のコント(本物起用か?)を挟み
(中略)
再び”When I’m A Rock’n Roll Star”に戻って終わるというストーリー
いかにもわざとらしい効果音や偽拍手はUSのTVドラマ時代の作法の名残なんだろうけど
熱心なキャシディヲタなら共感できるのかも知れないが
正直とりとめのないてかとっちらかった印象が残るのよね
しかも
小生この辺のアメリ圏なスタジオ業界系大御所達の名前を聞いたり
そつなくこなしている大人のお仕事を聴いても全くチンピクしないワケで
むしろ
こいつらが’77年以降のロックに何か役立ったのか?
いやただの老害だっただろう←結論
という事で・・・
要は何だかな〜←結論
(あくまで個人的見解です←結論)
↑B-1は ヒャホホーイ Free Soulド真ん中
ギターはDanny ‘KootchとJesse ‘Ed’ Davisという豪華布陣
そうそう
ヴォーカルのクレジットはななんと
『Average White Vocal』じゃナイッスか!
点と点が繋がって線になって目が点になった〜〜〜
(・・・)