実はスワンプ・ロックなプログレッシヴ・ロックてのは案外多い
例えばプロコル・ハルムとかアンドウェラ(ドリーム)とか
んで
アンディー・ロバーツらが結成したトリオのエヴリワンもそう
, Everyone – Same(’71 Polydor / Ampex これ1枚ポッキリ)
ただし
このバンドその辺りの振り幅が大きくていったいどうなってんだレベル
密かにメロトロンが奏でられる本格的に壮大な叙情派ジャズロック・プログの後に
特に工夫のないバディー・ホリーの”Midnight Shift”のカヴァー・・・
要は初期ネオロカまでぶっ込まれているとかナンナンダヨ~
そんなジャズロックもありがちなクロスオーヴァー路線ではなく
もう一世代前のビバップ的なのも面白い
他はそんな前衛的なプログ指向なんて無かったかのように
いなたかったりしこーしだけヘヴィーなフォークロックが入っていたりして混乱するが
だがそれがイイ!
アンディー・ロバーツは後にピンク・フロイドのセッションにも参加するような
オールマイテイーな手練れのアーチストなのだ
小生
この重さで歪んでしまったスリリングなオルガン・トリオのカッチョEヘヴィー・ジャズ・ロック盤を
プログレとして扱っているロック本やレビューをまだ見た事が無いのだった
画像のえび茶色見開きジャケは初回でドイツ盤のみ
’71年の再発US盤『With Everyone』は白ジャケ仕様で同内容