次はライヴ盤なんで

プログレッシヴロックはパンクロック

ぶっちゃけベスト盤だろ・・・なぞと思いきや

『恋はドラッグ』なんて大ヒット曲わ入ってないワケで

 

.     Roxy Music – Viva! Roxy Music (The Live Roxy Music Album)(’76 Island)

 

とりあえす

バンドの正式ベーシストはジョン・ウェットンになっているが

Recorded live at:
● The Apollo, Glasgow, November 1973
●The City Hall, Newcastle, November 1974
● The Empire Pool, Wembley, October 1975

と数年間(イーノ期抜き)に渡る期間の録音を集めて纏めた盤なので

関わったベーシストが4人もいる事態になっている

だいたい

キング・クリムゾンが解散して(EG内配置転換で)ロクシーにやって来たジョン・ウェットンは

スタジオ盤を残さず短期間でユーライヤ・ヒープに異動したため

ここでしかバンド史に名を刻む事が出来なかった故のネーミングライツなのではと考えてしまう

(あくまで個人的なやぶにらみです)

これも何故か「正式ベーシストを入れない」というバンドの闇の掟の存在故の結果

しかし

ミルク・ン・クッキ−ズ/スパークスのサル・マイダなんて

パワポ通好みベーシストがツアーに帯同させてたなんてのが嬉しいじゃナイッスか

彼とジョン・ウェットンの力量差がどの位あるのかが気になるトコロだが

 

そもそも

キング・クリムゾンのオーディションに落ちた事でロキシーのデビューにこぎ着けたブライアン・フェリィだが

結果的にはクリムゾンに関わるメンバーを何人も加入させる事で

一介の?グラムロッカーからバチクソに音楽的な質の向上を成し遂げる事に成功したワケで

最も印象的なパートは(『USA(’75)』でミックス時に噛んだ)エディー・ジョブスンのヴァイオリンだったりするし

曲によってはクリムゾンに匹敵するレベルで重く陰鬱で破壊的なサウンドの混乱の錬金術・・・

要はもうプログレッシヴロックを感じさせてしまい

前作『サイレン』での凡庸さに落ちたポップス指向は何だったのか?と思わずにはいられない次第

それ故に件の解りやすい『Love is the drug』はオミットされ

『The Bogus Man』のような華が無くひたすら木訥でヘヴィーな曲だったり

『In Every Dream Home A Heartache』のようなサイケデリック断末魔なナムバーがぶっ込まれたのかな?

などとも思ってしまうのは穿った見方(聴き方)であろうか

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