チャップマン-ウィットニーがアルバム名『ストリートウォーカーズ』の名を残し発展的にバンド化
. Streetwalkers – Downtown Flyers(’75 Vertigo)
チャップマンとウィットニーにゲストのポリ・パーマー(syn)を加えた元ファミリー組に
マックス・ミドルトンやボブ・テンチ(ゲスト gr/Vo)といった
元ジェフ・ベック・グループ/ハミングバードのファンキーなジャズロックを指向する勢力を加えた
チャップマン-ウィットニーのサウンドを直に引き継いだテイストに
後のパット・トラバースからトラスト→アイアン・メイデンを渡り歩くような重いドラムスを叩ける
ヘヴィー・メタル・ドラマーのニコ・マクブレインを引き入れた事からもお解りいただけるように
スワンプ/パブ/クロスオーヴァーを基本にしつつもブルージーなハード・ロックを聞かせる
絶妙な隙間を攻める通好みバンドとなっている
1975年頃のハードと云うと
ゴミみてぇな中途半端なブランク・ジェネレーションなレコが多いけれど
こちらは雑念に脇目もふらぬ信念と魂のこもった名盤となっているのは
やはりロジャー・チャップマンのパワフルで一心不乱な歌唱によるトコロが多いので唱歌
ハイヒールがテーマのジャケはUKのポップアーティストのアレン・ジョーンスの作風からの影響大と思われ