昨日

プログレッシヴロックはパンクロック

1stシングルと称し”How Much Longer” 45sを貼ったが

その前にスニッフィン・グルゥの最終巻に付録されていたソノシートがあったので2ndて事に訂正

なので今回は3rdシングルとなる•••

 

.      Alternative TV – Life After Life(’77 Deptford Fun City オリジ盤)

 

このシングルはロンドン・パンクがまともにレゲエに挑んだ最初期の録音で

B面がダブ・ヴァージョンになっている点でも何とかして本格的なレゲエ様式に近づけようとしたり

パンクスのレゲエへの敬意と愛や共闘意識を表現している点で意義深い

ただし

やっぱバンド始めたばかりの白人故の限界か実際はそこまでジャマイカぽくはないんじゃまいかって感じでわある

またB面のダブもダブっぽさがさほど強く深く強調されてないというか

A面でのヴォーカルが全面的に入ってるし

チラ〜っと表面的に音響エコーいじってるだけみたいな感じもあって

うっかりすると「あれ?今のダブだったんだっけ??」みたいな素通り感もあるのだった

 

そんな中!

ATVの成り立ちは異常

初期メンバーでギターは後のサイキックTV(TVはセルフ引き継いだのか?)のアレックス・ファーガソンと

要はスロッビン・グリッスル系人材で練習(デモ?)はインダストリアル・スタジオ

そんな時のドラムスはTGの首謀ジェネシスPオリッジだったと云うハナっからの前衛性

と思いきや

正式ドラムスにはシューター/ジェネレーションXのジョン・トゥとグラム系R&Rパンカーを迎え

“Life After Life”を含む初期のセッションでは鍵盤はパブ/パワポ系と言える

スクィーズからジュールス・ホランドをゲストで迎え

(スクィーズはDeptford Fun Cityの最初の録音アーチストで

そもそも同レーベルはATVのマーク・ペリーが立ち上げに関わっておりその2バンドがカタログの大半を占める)

ただ

ジェネレーションXと言えばシングル”Wild Youth(’77)”のB面で”Wild Dub”を収録し

コマーシャルなパンクとレゲエの融合を成功させており

ATVとどっちが先か知らないが両者には大きな関連性が見出せようもん

Generation – Wild Dubの白黒ブレンド具合は神

言わんや

TGとの関連性に至っては後述2ndアルバム以降での

ノイズ/フリー/アンビエント/インダストリアルへの急速な展開を見るに

師弟関係的な影響を受けていたのは明らかだ

ただし

“Life After Life”では何故かアンディー・フレイザー・バンドに在籍していた様なベテラン手練れの

キム・ターナーがギターを弾いているのが謎だ

その時期のAndy Fraser Bandと言えばスライに近いファンク・テイストで

およそそんなウマウマなオールド・ウェイヴァーがメンバーとして演っているとも思えないので

他にもコーチナルス/チェルシー/メナス/ワスプス等のガキパンクにも関わっているし

あくまでプロデュースまたはエンジニア・サイドのスタジオ関係者だったのだろう

※それらのバンドはSniffin’ Grueの常連

(あくまで個人的推論です)

Deptford Fun City RecordsのDFC 01はスクイーズの1st7″

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