今まで貼って来たイアン・デュリー・&ザ・ブロックヘッヅのあれこれなんかは前説
ここからが「パンクロックはプログレッシヴロック」の本番だ!
だったりして
(ノーマン・ワット・ロイ在籍のGreatest Show In Earthを除く)
. Arc – … At This(’71 Decca 1枚ポッキリ 画像はUKオリジ)
アークはブロックヘッヅのJohn TurnbullとMicky Gallagherの元サヤ
これぞアーリー’70sブリティッシュ・ロックのストレート(フォーク気味)ド真ん中と云えるような
湿ってくぐもった煮え切らないフォーキーさとブルーズやその他が渾然一体となったプログレだが
(あくまで個人的見解です)
プログレッシヴと言ってもテクニカルだったりジャスやクラシックとの融合って感じではなく
枠に嵌まらない奔放な展開/引き出しの自由さ・・・的な部分がそうとでも言いま唱歌
ぶっちゃけホワイトブルーズとしてはレベルが低いので
そこだけ注目するとよくあのヘヴィーブルーズ戦国時代にメジャーから出されてたなぁて感じがする
んで
根底にはスワンプ的な鈍重ないなたさやルーツ回帰性が流れていて
例えばヘルプ・ユア・セルフやアンドウェラ辺りと共通するプログパブ的な懐っこさがあり
そこがこのバンドのオリジナリティ/アドヴァンテイジだったのかなと思える
(あくまで個人的見解です)
また
二人体制ヴォーカルの線の細い方がちょい不安定で心細いトコロがあって
そこわ果たしてどうなんやロカと思ってしまうが・・・
聴いているうちにそっちのシロウトっぽさが癖になってくる不思議
ドラムスのRob Taitはこれまで貼ってきた
Arthur Brown’s Kingdom ComeやPete Brown & Piblokto!等のメンバーを経験した
この界隈の強者でプレイも堅実だ
むわぁ〜っと漂う濃厚かつ悲哀を帯びたフォーキー臭さは
LindisfarneのベースTommy Duffyが持ちよったものなのかな