どす青い死にたくなるようなジャケの鬱な印象とはうらはらに
短いインストの『イントロダクション(曲名)』の後に
声は暗いが典型的なサンシャイン・ポップ(ソフロ)のA-2『Hazey Jane II』で明るく始まるんだよな
. Nick Drake – Bryter Layter(’71 Island)
そんな同曲のバックでもリチャード・トンプソンがエレキギターで参加
ただし
ふと気が付いたら「あんた弾いてたんだ」みたいな
1st時と同じくあまり前面に出ない控えめな演奏で
要は
ニックがかき鳴らす太くリードする力強いアコギのストロークが全体を支配している
てか
大半のベース(Dave Pegg)とドラムス(Dave Mattacks)がフェアポートと
バンドをあげてニックを全面バックアップ
フェアポートはもとよりニック・ドレイクというとフォークのイメージがあるが
このアルバムはアダルティーな管のアレンジのおかげもあるけどジャズ風味が強い
それより
B-4『Northern Sky』での冥界かた微かに響いてくるチェレスタの音色が
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの『Sunday Morning』を思わせてしょうがないと思っていたトコロ・・・
ななんとそこジョン・ケイル本人の参加だったじゃナイッスか!
John Caleはオルガン/ピアノの他別の曲でもハープシコード/ヴィオラと変態的マルチで活躍
ちなみに
続くB-5の曲名は『Sunday』
というワケで
リチャード・トンプソンのギターに関してはまたしてもよくわからなかった・・・