オールナイトニッポン ゴーゴーゴー(糸居五郎風で)
. Average White Band – Soul Serching(’76 Atlantic 4th 日本盤解説:糸居五郎先生)
前3作に比べるとメローで気怠いふいんきに支配されて
大ヒット確実なダンスチューンもなく地味な印象の四枚目だが
自分的にはこのアルバムはマーヴィン・ゲイの『I Want You』症候群の1枚だと思っている
ま
そんな説を読んだ事は無いしそんな症候群が他にあるなんて聞いた事もないし
多分そんな言ってるのってワタシだけ〜〜?だと思うんだが・・・
幽玄な『ソウル・サーチン』の1テーマをアルバムの要所要所で別の曲名を付けてでも繰り返し
えろえろとアレンジを変えつつもどこかで同じメロを想起させるラインを維持し
要は一種のトータル・コンセプト・アルバムとして仕上げる手法?は
Marvin Gayeの『アイ・ウォンチュー』と同じだし
ドラムスよりコンガのビート主導により
うだるようなラテン風味の熱気/エロさを醸して繋いで行く音像も似ている上に
’76年というリリーッス時期も同じキタコレ
て
どっちが早かったのかわかんないんで普通にAWBの方が早い可能性もあるワケだし
あるいは他のアーチストによって始められこの頃にトレンドになってたのかも知れないけれど
『I Want You』の影響力は絶大だったろうし最も有名だからとにかくそうゆー事でおk
(あくまで個人的見解です)
だいたい
ライナーで糸居五郎先生もB面は組曲的に作られていると解説されており
このアルバムがそんなコンセプトで貫かれているのは明らかなんだが
何故かタイトル曲”Soul Serching”が『スウィート・ソウル・ミュージック』と勝手に変えられる
日本発売元の無意味なセンスのなさてか傲慢さよ
ところで
『I Want You』と言えばWarの『世界はゲットーだ』と並び
ジャマイカ(ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ)のレゲエが世界中に浸透する以前
未だ曖昧だったカリブ辺りのどこぞの風味が感じられそなサウンドを背景に据えて
トップヒットを勝ち得た代表的な双頭アルバムだと思っているワケだが・・・
小生がそんなこんななロック史への想ひを詰め込んで強引に描いた架空のコンピLPのレコジャケが・・・
What’s Going on『At The Punky Reggae Party』なのだー
これはBob MarleyがUK初期パンクの動きに共鳴してリリーッスした12″ 45sであるトコロの
『Punky Reggae Party(’77)』を勝手に拡大解釈し→曲目をシングルB面曲からダブver.まで超激吟味し選曲し
シングルは総てリアルにゲトーし歌詞や史実に忠実に則りイラスト化した偽レコジャケシリーズなワケだが
解説すると三日くらいかかるし禿しく前述かつどーでもEので自重したいキリッ
とにかく
『ファンクロックはパンクロック』
わかった?!
Punky Reggae Partyで重要な事は
1:今日解釈されている「Punkの後にそれを薄めたNew Waveが波及した」という定義が
誤りである(同一あるいは並列)事が歌詞で解る事
2:レゲエはレイドバックしたラヴ&ピースな音楽だと信じてしたオールド・ウェイヴァー(ガチリベ)脳が
ボブ神の詔によりグシャグシャに粉砕され発狂し地獄に堕ちた愚者共と化してザマーな事