1枚目と同年にリリーッスされたってのに先祖帰りしたかのような2nd
. Tygers Of Pan Tang – Crazy Nights(’81 MCA)
☆UK初回?は12” 45rpm2曲入りシングルがついてくる〜
1stのような進化系のメタルサウンドから後退し
全体的に大雑把なブルーズ/ブギーを基調とした大時代的な?ハードロックが多く
メンバーチェンジでせっかく掴んだバンドの勢いが落ちてしまった感がある
スピードもミドルテンポが多いので当時驚異的だったサイクスによるギターの美メロ流麗早弾き感は薄い
そのせいかドラムは意識的なタメを強調しておりズッシリとヘヴィーでカッコイイんだが
ヴォーカルのJon Deverillは1st時でも少し感じた音程が上ずって本来より高い音程でがなってる感が更にアップして
ちょっと気持ち悪いレベルになってきたような
これB級メタルに多いパティーンだよな
我想うに・・・
これはホワイトスネークの路線を多大に意識しているんじゃまいか?
デヴェリルの唄い方もカヴァーディルに近づいているし
曲調がブルーズっぽくなったのもそういう意向が原因だとしたら頷ける
何よりその後にJohn Sykesがホワイトスネークにリクルートされた事も頷納得だ
デヴェリルはかなり歌えるしルックスもいいのにTOPT以外の活動がほぼほぼ無いようなのが謎な人物
この辺の人はみんな業界内であっちこっち移籍を繰り返すのが常なのに
どこからもヘッドハンティングの声がかからなかったんだろうか
※初期ペルシアン・リスクでの在籍歴はDiscogsにも見当たらない