ロクシー・ミュージックと

プログレッシヴロックはパンクロック

今野雄二

そう!

俺達のロキシー歴史観は今でも今野雄二の呪縛の上に成り立っている

YES!

今野雄二って誰?みたいな今の人だってそこから逃れる事なぞ出来ないレベルで・・・

 

.       Roxy Music – Country Life(’74 Island / 東芝EMI盤は’75年発売)

 

ますます堂々と重厚にそしてユーロに

ある意味新たなハードロックと云っても良い程に重くヘヴィーなサウンドになっているのは

キング・クリムゾン組の血が濃くなったからであろうか?

元クォーターマスのジョン・ガスタフソンもヘヴィー指向のベーシストだったが

レコーディングには未参加ながらこの時期には解散状態になったクリムゾンからジョン・ウェットンも来ていた

ただし

そんな音楽上のあれこれは置いといて

『カントリー・ライフ』についてチラ〜っとヤフーでググってみると

とりあえず美女ジャケの性転換・発禁話のネタでぶっ込むツカミで溢れているワケだが・・・

そんな元男性説(デマ)のルーツは何処から来たのかと言われれば

当時のLGBT界のリーダー今野により意図的に流布された怪しい妖しいネタ情報かつ

レコード会社の公式資料でもあるこのライナーノォツでの記述が元凶だろう

(あくまで個人的判断です)

そもそも

今野はそうゆうC調(死語)芸能記者的な華やかな世界への憧れから

代々のロクシー盤のライナー記事の大半を書いており

要は音楽そのものへの言及はあまり無いてか興味はそこには無かったのであろう

自分がそのシーンの中にいかに入り込んでいたかが大事なので

何やら私小説的なレベルにまでなっている始末

ぶっちゃけ評論スタイルとしては音楽評論家というよりわ

ジャニーズにたかるような女性週刊誌のロビー記者に近いだろう

ただ

情報メディアが数少ない雑誌や11PMとそんなライナーノーツしか無かったあの時代に

俺達ロックファン(一人では無い)はヤツの脳内妄想にぜいいん支配されざるをえなかったワケだ

なので

ロクシーのみならず10ccやデフ・スクールやスパークスなぞのお洒落でモダ〜ンなセンスのバンド群を

実際彼がライナーを書いたり好きと発言していたかどうかはともかく

僕らはいまだに『今野雄二的なロック』というジャンルでまとめているんだ

(あくまで個人的見解です)

 

そんな中!

パンク/NW期に入るとロック界の覇権は完全に一部の元グラム勢・・・

ボウイ/イーノ/ロキシー等によるモダ〜ン(新感覚派)勢力影響下のバンド達に乗っ取られる事に

『カントリー・ライフ』なんて今にして見れば(聴けば)ウルトラヴォックス! (1st ’77)の雛形じゃまいか

(考え方が逆です)

殺伐として金も無く金にもならなかった初期パンク/NW現象の勃発は

音楽的には最もロキシー等の影響下にあった直接的子孫にもかかわらず

プチブル奥様井戸端話指向の今野が活躍するフィールドなんて

これっぽっちも残されていなかったとは皮肉な有事だったのでR

※ロキシーでは無く『ロクシー』は初期今野雄二表記

↓Tiger LilyはUltravox!の前身

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