マンコティア・レーベルを勃ちあげての5枚目は

プログレッシヴロックはパンクロック

何と云っても最高峰のジャケ・アートと『恐怖の頭脳改革』との秀逸な邦題で

欲にEL&Pファンで無くてもつい買ってしまうやないかー

 

.      Emerson, Lake & Palmer – Brain Salad Surgery(’73 Manticore / Atlantic)

 

そんなワケでこれが最初に聴いた良いLPなんだが・・・

期待した程でもなかったんで放置していた盤

やっぱクラシック系なのと先述の謎のドラムのノリにノレないのがナンダカナーだったんだが

最近聴き込んだら割と面白くなってきたZ

(お前そればっかだな)

 

1stから一貫して最も注目すべき点はグレッグ・レイクの歌の上手さだな

クリムゾンや1stではちょっとか弱く震えるような線の細い儚さが魅力だったけど

この盤では非常に力強くテクニカルなヴォーカリストに成長しておりまるで別人のようだ

また

どのレコにもチラ〜っとだけユーモラスと云いま唱歌おふざけパートと云いま消化

ノベルティーでコミカルな息抜き小曲を挟み込むのも彼らのクセてか

プログがシリアスになりがちな小難しいジャンルとは思われたくないという狙いなんだろうな

演奏だけで超一流なはずのキース・エマーソンが演じるあえてのナイフ芸や

常に最新の電子楽器(飛び道具)を開発までして人々が未だかつて聴いた事のない音色で驚かす

言わばサーカス性みたいなエンタメ性も同源であろう

このアルバムでの緊張をほぐすような息抜きパートとしては

A-4『Benny The Bouncer』でのワイルドでノスタルジックなラグタイム曲を演ったり

B-2『2nd Impression』ではエッソ・トリニダード・スティール・バンド的なメロとアレンジが挿入されている

これがほんとの・・・ほのぼのレイク なんつて〜〜〜

 

また

A-3『Still….You Turn Me On』で一瞬バッドフィンガーの『Without you』と

そっくりなメロが出てくるのが気になるんだが

 

しかし

ピンク・フロイドの時もそうだったけど

小生一応意外に1stから順番に補完してあって自分で感心したぞ

ただしここまでだ

次作のライヴ三枚組なんてかったるくて聴いてられっかーい!

なので・・・おしまい

↑これは確かにパンク

 

 

え?

マンコティアじゃなくてマンティコアだって??

下品な間違いで貶めるな???

すいませんすいません

(アルバムの原題の意味と修正前のイラストはフェラチオ)

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