マッチン・モウルの

プログレッシヴロックはパンクロック

z2ndにしてラスト

 

.     Matching Mole – Matching Mole’s Little Red Record(’72 CBS / Columbia)

 

日本盤はレア

『そっくりモグラ(MATCHING MOLEの毛語録)ロバート・ワイアットとボブ・フリップの共同編集によるパロディ版』

とかいう長ったらしいタイトル(内袋)が小難しいプログレgは来たよとの印象を加速させる

某プログレ系配信ネット番組を視聴していたトコロ

プログレ支部の中でもカンタベリー系民は特殊部落で忌避されていると言うような

信じられないヘイト発言を語っていたが

あいつらクリムゾンやイエスとかばっか神扱いして

同じネタを何度も堂々巡りで嬉し恥ずかし語りまくっているがバカジャネェノ

俺たち(一人です)なんかプログレッシヴ・ロックの章をかれこれ4年以上やってっけど

未だにクリムゾンもイエスもELPもジェネシスも達してないもんね

もうそんな当たり前なビッグなヤツラを貼ってもつまんねぇから

「やらないままで終わっちゃおうかな」なんてレベルに考えてたりえしんの世界

だいたい何よりパンク的にはそいつらより圧倒的にカンタベリー系が重要•••ですよね〜

 

そんな中!

この2ndは件のキング・クリムゾン総帥ボブ・フリップをプロデューサーに迎え

(何でボブなんだよ)

デヴィッド・シンクレアが抜けた代わりに前作でゲスト・スーパースターだった

ニュークリアス/バック・ドアのデイヴ・マクレーが鍵盤として正式加入

やっぱ件のイーノも一曲のみだがB-3″Flora Fidgit”にシンセで参加キタコレ

前作を継承しつつのテクニカルかつメローなジャズロックだが

さらに音響へのアプローチを強めた実験作で

人々のおしゃべりもぶっ込んでミュージック・コンクレートと時代の最先端を行っているが•••

そう!

当時のロック・リスナー達はどこまでその重大性に気付いていたのだろうか

YES!

この作品こそが後のポスト・パンク/オルタナティヴの先駆けとなった一枚なのだー

(あくまで個人的史観です)

ただ

一聴した限りだと普通にクロスオーヴァー寄りのジャズだし

まだパンクも興ってないのでそんな事を考夢想した人は極少数だろう

 

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