ブラム・チャイコフスキーの2nd

プログレッシヴロックはパンクロック

1stのようなマイク・オールドフィールドとかビックリなビッグゲストは特にいないけど

もしかしたら1stより良い(好き)かもしれない

(サックス:前述スーパーチャージャーのアルビー・ドネリー

鍵盤:前述ブリンズレイ・シュウォーツのボブ・アンドリュース)

 

.      Bram Tchaikovsky – The Russians Are Coming(’80 radar)

 

欧州と北米ではジャケ違いで画像はUS盤

オレも区別がつきづらかったんだど・・・多分画風・構図が1stと似過ぎていたのでチェンジだったのでわ?

(あくまで個人的妄想です)

でもどっちも全然悪くなくむしろ優秀だし

欧州仕様なんか見開きイラストでむっちゃ力作なのだ

また珍しく?日本盤が欧州仕様(見開きでわない)なのはパンク/NWで潮目が変わったせいなのかな

そんなデザイナーは(1stも)ロッキン・ロシアン制作

そう!

偶然と云うか必然と言い魔性かまさにタイトル通りの事務所が造ってんじゃん

YES!

Rocking Russianは初期にはあのネヴィル・ブロディも排出し

リッチ・キッヅのアートも担当したパワポ・オリエンテッド・デザイン会社なのだ

 

このアルバムはパワー・ポップの仕掛け人によってあらゆるパワポのスタイルが提示されている

まさに正統パワー・ポップ・ショーケース的な内容かつ

1stでも1曲あったけど一見パンクとは逆指向でアフター・ヒッピーでフリー&イージー的な

サザン・カリフォルニアっぽい爽やかフォーク・ロック『Missfortune』も演っており

さすが元パブ・ロッカー(ダックス・デラックス系)の血を引く意地を思わせる

また

1st時には元ヘヴィー・メタル・キッヅのむっちゃタイトなドラムスKeith Boyceを擁していたような懐の広さもあって

NWOBHMの勃興と同期する・・・あるいはUSパワポの雄チープ・トリックにも通じるような

パンク出自とは異なるネチっこいハード・ドライヴィンなロケンロールへの展望も含まれ

パワーポップってばいったいどうなってしまうのか〜〜と期待させる逸品となっております

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