パンクロックから

プログレッシヴロックはパンクロック

ポストパンク/エレクトロへの移行/分岐点を示した重要なレコが•••

 

.      The Normal – T.V.O.D. / Warm Leatherette(’78 Mute)

 

確か00年前後位の再発だと思う ジャケを見る限りタイトル曲は”Warm〜”の方みたいな感じに思える

MUTE 001のこの7″はその後デペッシュ・モード等のヒットで躍進する事になる

ミュート・レコーヅの創始者ダニエル・ミラーが一人バンドのザ・ノーマル名義で

最初にリリーッスした盤でシングルはこれ1枚

アルバムはロバート・レンタルとのユニット1枚しかないオブスキュアなバンドだが

時を経て多くのカヴァーを産み業界に与えた影響は計りしれない

曲はイギリスの作家 J. G. バラードの小説で自動車事故フェチをテーマにした

『クラッシュ(’73)』に触発されて制作された

 

元々

ダニエルはパンク・バンドに入ろうとしたのだが

コードを3つも覚えなければならない事に幻滅→それを諦め

指一本で駆動可能なシンセサイザー(コルグ700s)を買ったという経緯らしいから

まさに字義どうりにポスト・パンクと言え魔性か

サウンドもまさにローファイ

これぞ卓録

荒々しく稚拙で無骨かつ無気力なパンクのフィールが充満した新しいテクノの誕生

ぶっきらぼうなエンディングも(E)

 

この後似たようなサウンドが爆発的に増えて単独アルバムもないザ・ノーマルの存在感は薄まり

今現在結構薄いんじゃまいかと思われるが

クラフト・ワーク等のジャーマン・プログ直系とは言えこれが英米ポスト・パンク•••

いや

現在に繫る総てのクラブ・ミュージックの源流だと思われる

(あくまで個人的見解です)

要は•••ポスト・パンクはシングル盤だ〜〜

(またそれかよ)

 

⭐︎デペッシュ・モードは前述ザ・ノーズブリーズのメンバーが在籍

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