未来(トゥモロウ)からやって来た
Tomorrow Featuring Keith West and Steve Howe – Tomorrow(’68 Parlophone)
写真は’76年日本盤(EMI / Harvest)
前述Pretty Things – S.F. Sorrowと同じハーヴェスト系「必殺」お宝再発シリーズで
なんじゃこの微妙なイラストわ?的通好みのディフジャケ使用
「あのなわしゃオリジナルジャケが好きなんじゃ」なぞとお思いのゴキ兄
甘い!
甘酢ぐる!!
これはUKの同時期再発盤と同じイラスト・ジャケを採用しているのだった
てか
それよりも悲しいのは
『フィーチャリング・キース・ウエスト』はリーダーだからしょうがないとして(オリジナルがこのタイトル)
「スティーヴ・ハウ&トゥモロウ」はプログレ界の看板ギタリストだから付け加えてもしょうがないとして
俺達のトゥインクはスルー・・・という今では考えられない帯タイトルの改変
ま
帯には「〜プリティ・シングスのトゥインクによって〜」と書いてあるけど
’76年の(渋谷/大貫)認識だとこんな感じなのよね
また
「プログレ・ハードのゴリゴリ派」てのにもかなり違和感があるでしょ
ビートルズの『Strawberry Fields Forever』をカヴァーをしているトコロからも解るように
所謂Magical Mystery→Sgt. Pepperチルドレンでまだまだプレ・プログレって感じで
決してハードって感じではないような
しかも
スティーヴ・ハウという超激ウマウマギタリストを擁しているので
ジョージ・ハリスンの薄っすい三味線子供ギターとの格の違いを見せつけるのかと思いきや
案外原曲通りてかむしろビートルズの方が音響的な遊びやアレンジとかで
よりプログレッシヴ(実験的)だったりするのよね
近年のリマスターにあるボートラを聴くともっと先鋭的で成熟した録音があったりするので
あえてレコード会社によって聴きやすいポップス(UK歌謡曲)に抑えられていたんだろうと思われ
(あくまで個人的見解です)
☆Twinkはステージでパントマイムをやっていたという