デリヴァリーは・・・

プログレッシヴロックはパンクロック

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じゃなくて・・・

ヘルス

 

.          National Health – Same(’78 Affinity)

 

ついに

前述ハットフィールド・アンド・ザ・ノースとギルガメッシュやエッグ等が合体

古くはデリヴァリーやユリエルの血をひくカンタベリー系オールスター戦となったバンドがナショナル・ヘルスだ

特にデイヴ・スチュアートとアラン・ゴウエンの鍵盤の共演に注目したいトコロ

小生のこれまでの印象ではデイヴは強いクラシックからの影響の上に更に実験的な試みを加えた

歪んだファズ・オルガンが魅力で

個人的にはアラン・ゴウエンのクロスオーヴァーな演奏より格段に面白いが

両者(バンド)のアンサンブルは一種フランク・ザッパに通じるあっちゃこっちゃぶっ飛びまくりのカオスの上に

キメがビシビシと決まる音の集合離散状態でワケわかめなレベルが心地良い

Bラスの長時間をかけてフェイドアウトしてゆくアルバム全体とは隔離されたミニマルで音響的な指向は

ちょっと前に孤高の存在だったクラウト・ロックっぽい唐突な無意味さとユーロ・ロマンチシズムに溢れ

後のThis Heat(後述)に引き継がれる落ち目のプログレがニューウェイヴに唯一先行した?斬新なモノだ

また

ゲストとしてザ・ノーセッツのアマンダ・パーソンズ姫による冷たく高貴な声楽ソフロ・姫〜るスキャット?も

単なるインスト・アルバムにはない血の通った豊かな表情が加えられて愉しい事しきりでR

 

Affinity Recordsは件のテッヅ(チャーリー氏肖像)のイラストがミスマッチ過ぎた故に

Charlyからジャズ部門を独立させたレーベル

(あくまで個人的推論です)

初期はゴング等のカンタベリー系から始まったがビ・バップやフリー・ジャズからビッグバンドetc…と

えろえろなジャズ全般を広く扱う総合レーベルに育って行った

’87年のチャーリーのカタログとブローシャ ロカビリー研究にはマストな資料だ(った)

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