自身のザ・フライング・リザーズという画期的に型破りな音作りのプロジェクトで
アートとしても商業的にも大成功に持ち込んだ話題のプロデューサーであるにもかかわらず
プロデュースを手がけるアーチストはB-C級の無名に近いバンドばかりで特にヒットもしなかったところだ
ビッグ・ネームとしてはマイケル・ナイマンとの仕事が多いが
Michael Nymanはクラシック系やオペラを本業とするシリアスな人だし
当時ロック/ポップス方面からのプロデュース仕事の依頼は山ほど来たはずで
リミックスとして受けても話題性も伴ってヒット間違いなしだったと思われるんだが•••
何でこうなったんやロカ
This Heatだってリアルタイムでは伝説でも何でも無いマイナーな異端バンドだったわけで
むぅ士郎
これはもうあえてThe Flying Lizards以外の商業的な仕事を断っていたとしか思えないな
そんな中!
. Wayne County & The Electric Chairs – Berlin(’79 Safari)
ウエイン・カウンティ&ザ・エレクトリック・チェアーズの8枚目?の7”(最後から3枚目)
ウエイン・カウンティと言えばNY(バックストリート・ボーイズ)からパンクをロンドンに伝導しに来た渡来人の一人で
最もピュアでロックンロールに忠実な混じりっけの無いパンク魂を演じる•••
(なにしろ最初のシングルは”Fuck Off”だからなぁ)•••
ロンドンパンクの原型を作ったとも言えるような偉大なバンドだったんだが
このバンド最終期のシングルときたら•••
これは酷い!
(またそれかよ)
いやいやホントに全然おもろくないしロックもしてない中途半端で凡庸なインダストリアル風(手動)エレポップ
何でこうなったなヤツ
ま
「時代だから」としか言いようがないけど
一応それ風の事はやってるんだが肝心のデヴィッド・カニンガム(The Flying Lizards)っぽさも出てないという
う〜ん
実はこの人他人のプロデュースが苦手なのかな?
Wayne County & The Electric Chairsの全貌については長くなるので省略