ヘルプ・ユアセルフの項(最終コーナー)だって覚えてる人いる?
(いません)
チャス・ジャンケルからかなり寄り道をしてしまったが・・・気を撮り直して・・・
. Bloodstone – unreal(’73 Decca/London)
ブラッドストーンの三枚目
ブラッドストーンは60年代初頭にカンサスでThe Sinceresと名乗って結成されたドゥーワップ・グループだが
その後ラス・ベガス→ロス・アンジェルスと米国各地を彷徨うも芽が出ずに
ついにチラ〜っと英国ロンドンに拠点を移してみたという所謂遣英使のひとつなのだ
本場サウンドを伝来させた遣英使は多かれどその中でも黒人グループというのはかなり珍しいのでは
ただ
期間が短かったのかただの旅行気分だったのか
前述”British Hustle”の中に数えられるような存在ではないようだ
解りやすく言えばソウル版のクローヴァー(エルヴィス・コステロ→ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース)
あるいわプロデュースをあえてグリン・ジョンズに依頼したイーグルス
あるいはパブロック発生の起点となったエッグス・オーヴァー・イージーのような存在と言えま唱歌
(キリが無いのでry)
もしかしたらただの出稼ぎのハコバンだったかもしれんけど
なので
このアルバムのプロデューサーはブルーズ・ブレイカーズや三大UKブルーズ等の制作で有名なマイク・ヴァーノンだ
ただし
同じくマイク・ヴァーノンがプロデュースしていた2ndアルバムの時点ですでに
米国での知名度を確立するヒットを記録していたので3rd期にはもう米国に帰っていたかもしれない
この3rdはドラム・ブレイクのネタ元で重宝されているらしいがよく知らんし
王道杉て特に書く事も無し
ビートルズのカヴァー(Something)をスウィートに決めるのは遣英使的アイデンティティの主張だろうか
ラストではオールディーズメドレー三連発としてルーツであるDoo Wop回帰をしている