ついに

プログレッシヴロックはパンクロック

サイケデリックの源流本場絵師Rick Griffinがジャケを手掛けた9枚目で

祝・英米邂逅アルバム実現

 

.     Man – Slow Motion(’74 United Artists)

 

ただし

ヘヴィー・サイケ/プログレッシヴロック色は前作にも増して後退し

反面まったり和みのカントリー/フォーキー路線に御注進で

特に可も無し不可も無しインパクトも無いレイドバックといいま唱歌

せっかくリック・グリフィンのMAD Magazineのパロディーで期待していやってのにナンナンダヨ~

だがそれがイイ!

この時期のバンドにはこの項の主人公であるトコロの

元ヘルプ・ユアセルフのマルコム・モーリーが参加しており

米西海岸/スワンプ系のコピーキャット→初期パブロック色マシマシになっていたのだ

ただし

Malcolm Morleyはレコーディングが開始される前日に脱退していたらしいが・・・

これがホントの お前らがやれ・・・なんつて〜

プロデュースはそんなHelp YourselfやNeutronsを手掛け

後述FamilyやHawkwindまでも関与するこの界隈人脈のAnton Matthews

 

元々のイラストはMad誌の顔『アルフレッド・E・ノイ・マン』が

ハトヤでマグロと戯れる姿が腰上で描かれていたが

Mad誌からのクレームによって顔はNG→手元のみの拡大使用に変更された

しかしMANのロゴはMADのフォントまんまパロを死守したのだった

これがハトヤ三段逆スライド方式のルーツと言われて・・・いません!

しかし

これだけ拡大されても細部のクオリティが落ちない描画力が凄い

※MAD Magazineはキチガイ(マッド)じみていて頭痛が痛くなるレベルの

捻りが効いたパロディーやコミックが載っている知的風刺専門誌

ヒプノシスのジャケ本には校正前の原案が載っていて裏ジャケの意匠との整合性が確認できる

 

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