ついにこの盤の番が来てしまった

プログレッシヴロックはパンクロック

この『プログレッシヴロックはパンクロック』論文最大のピークの一つ

 

.      This Heat – Same(’79 Piano / Rough Trade 写真はオリジナル盤)

 

もうここでこのブログが終わっても良いレベルのロック史最重要事件案件キターー!

とっくに死に絶えたはずのプログレ支部が全盛期のパンクを凌駕してしまうとは誰が予測しただろうか•••

それも

イエス等のように時流に甘んじて表面的にNWサウンドに迎合するワケではなく

前衛魂を究極に推し進めた形で圧倒的に突然にしかも静かに時代を踏み越えてしまったという

そう!

(一部の)カンタベリー系のみが

YES!

真のプログレッシヴ・ロッカーなのでR

(プログレではなく←25回目)

 

と言っても

このロック史上最も重要と言われるThis Heatの1stだけど

(あくまで個人的見解です)

ぶっちゃけ当時の日本ではほぼほぼ話題になんかになってなかったし

ディス・ヒートの登場に敏感に反応し恐れ慄いたのはロック・マガジン誌の愛読者ぐらいだろう

だいたい日本盤が出るのが’83年だからジャップ遅杉の法則発動

あのさ

もう時代はとっくに変わってしまったちうの

 

小生はこれをリアルタイムで新品で買った後に一聴して打ちのめされたワケだが

当時クワイエット・サンも勿論チャールズ・ヘイワードの名前さえも知らなかったし

カンタベリー系だって殆ど聴いたことなんて無いパンク信者だった

なので正直小馬鹿にしていた過去から来たプログレ野郎が

こんな冷徹に破壊的な音楽(ロックではなく)を創造するなんてちょっと信じられなくて

何かミッシリング・リンクが大量に吹っ飛んでいる気がしたてか

同姓同名の人違いなんじゃないかなぞと思ったりもしたもんだったんだが•••

追々エッグやらギルガメッシュからクワイエット・サン/マッチン・モウルなんかの流れを聴いて行くにつれ

あの連中(の極一部)がここに至ったのが何十年もかけて自然に受け入れられるようになったのだ

(遅ぇよ!)

エロエロな意味でこのレコを超えるやうな革命を起こしたレコは未だに出てきて無いと思うんだが•••

つべでジョン・ピール・セッション(ライヴ)を聴いたトコロ

生演奏でもレコとさほど変わらない事•••

要は普通にちゃんとした曲になっている事にビックリ

これって即興で演ったのをテープ繋いだり編集しまくって盤にしたんだと思い込んでいたのよね

さすが手練れのプログレっ者はパンク上がりと違って演奏能力が違いますなぁ

 

ジャケの青黄をレーベル面に展開したデザインだが

前述ロバート・ワイアット『オールド・ロッテンハッツ(’85)』とそっくりコンセプトじゃまいか

両者はお経系

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