そんな

プログレッシヴロックはパンクロック

リンダ・ルイスはGlastonbury Fayreではテリー・リードと愉快な仲間達として

デヴィッド・リンドレーと共に何枚か貼ったのでオール・スルー・ザ・ナイトして

同じくリンダを狙い撃ちで・・・

 

.         Linda Hoyle – Pieces Of Me(’71 Vertigo 画像は’02年のMerry Go Round盤)

 

ヴァーティゴのオリジナル盤は300枚しか無いという・・・

クリス・スペディングは元アフィニティのリンダ・ホイルのソロでギター演奏

てか

バックがほぼほぼニュークリアスの担当だったのでした

この盤はリンダ・ホイルの歌唱の魅力/実力が炸裂しアルバムとしてもメリハリの効いたむっちゃ傑作盤で

リンダは翌’72年にはカナダに移住してしまったというがこれ程までに歌えるシンガーが

(そして美人シンガーでもある)この後レコーディング活動を止めてしまったのはロック史上の悲劇だろう

リンダファン 困っちゃう!

ただし

このアルバムはロックのエサ箱にぶっ込まれてわいるもののスタイルやノリは根本的にジャズの人

ブルーズど真ん中曲やフォーキーなヤツもあるけれどそれは非常にジャズ寄りふいんきでまとめられており

丁度ビリー・ホリデーのイメージに寄せたようなラグっぽいノスタルジックなジャズ

『Barrel House Music』が収録されているけど

それなんかはリンダ・ホイル流の”Lady Sings The Blues”と云った感じでしょうか

 

そんな中!

アルバムを通してはそれ程クリス・スペディングのプレイの出番があるワケではないのですが

特にAラスのちょっとサバスやジェスロ・タルっぽく始まるヘヴィーロッカー『Pieces Of Me』なぞは

いつも結構控え目にあえて抑えているように感じる彼の仕事としては

最も個性が爆発しオーヴァードライヴ気味にネットリ長尺で

彼のために用意された曲と云ってもよいレベルで自由に弾きまくったモノの一つでわないで昇華

サイケデリックでフリーキーかつ官能的な重量感タップリのソロは彼にしか弾けない奏法/音色と云え魔性

日本盤でもないのに帯付きなのはMGRが韓国レーベルだからだ?

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