グレン・マトロックが主導していたセックス・ピストルズの初期
最初のプロデューサー(デモ)てか教育係だったのが・・・
クリス・スペディング
クリスは当時のUKロック・シーンのファッション番長だったので
マルコムの奇妙なロック・ショップの常連だった関係でそうなったというが
活動初期はシリアスなジャス・ギタリスト→プログレッシヴ・ロック・ギタリストだったのだ
なんでこうなった
. Ian Carr’s Nucleus – Roots(’74 Vertigo 4th)
イアン・カーは更にシリアスなジャス・ミューシシャン(トランペット)なので小生全く知識がないんだが
彼のユニットであるメンバーが流動的なニュークリアスは(要はイアンのリーダー・アルバム)
カンタベリー系アーチストが数多く関わり
そんな実験的な精神の旺盛なロック人脈を取り入れる事でジャズ畑を飛び超え衝突した結果獲得した
所謂フュージョン/クロスオーヴァーでさえない独自のアヴァンギャル度は
音楽的にもカンタベリー・ミュージックとの共通点が多い
クリス・スペディングは’69年からの結成メンバーの一人で
この6枚目も当然マイルス等の本場電化ジャズの濃厚な影響下にありながら
アンサンブルは妙にソリッドでカッチリとコントロールされており行儀良いのが
いかにもUK的てかプログレ一味が噛んでいるっぽい感じが漂い微笑ましい
ただし
このアルバム時には既にクリス・スペディングは脱退している上に
オレはこれしか持っていないので他のアルバムわ知らない野田キリッ
(なんだお前 いや どれもバチクソ高い壁レコてか売ってすらないんで買えなかったのよ)
兎に角
クリスはこの後急にブライアン・フェリーの相棒になっていて
NHKで股間にフライングVをかましてポカンとお茶の間にフライング
(あくまで個人的記憶です)
要はメジャーなロキシー・ミュージック人脈にもちゃっかりフライングVしちゃうワケだが
グラムな割に結構プログレしてるロキシー(キング・クリムゾンを擁するEG Music)が
カンタベリーと隣接した関係にあるのは前述(後述もする)したとおりだ
更に
’70sのクリス・スペディングのセッション・ワークは驚異的に引っ張りだこで
ソフトでもハードでも硬軟新旧東西有名無名何でも引き受ける怪人マイティアCL状態
一体どこにこの人物の軸があるのかわからないレベルと云え魔性か
(ま ただの仕事師なんだろう)
なのでチラ〜っとその辺を追ってみたいっ