キャメルのアレンジャーとして重要な役割を果たしたデヴィッド・ベッドフォードを抱え
ワイルド・フラワーズ→ソフト・マシーンとカンタベリー・ミュージック黎明期の中心人物の一人である
ケヴィン・エアーズのソロ一作目
. Kevin Ayers – Joy Of A Toy(’69 Harvest 画像はUKオリジ盤)
その他
ソフト・マシーンやヒュー・ホッパー(ギルガメッシュ他)ロバート・ワイアット等も加わるオールスター盤
Bell + Arc/ゴング/ザ・バタード・オーナメンツ/ピブロクト!他のロブ・テイト(Dr)も叩いてるでよ
ただし
カンタベリー系としてはかなり異端で
典型的な所謂ジャズ・ロック的サウンドみたいなヤツはソフツがバックを務めたA-5くらいのもの
それもインスト部分だけ抜き出すと「そういやこれってそうだよなぁウンウン」って感汁レベルで
大半はケヴィンの味わい深い独特な声質を活かしたヘタウマ風来坊アヴァン・ポップ・フォークとでも言いま唱歌
なんとも言えないリラックスしたぶっ壊れ気味のフリー・フォームのヒッピー・ミュージックが味わえる野田
ジャケのノシタルジックなふいんきから英国独特のビクトリア調の懐古諧謔趣味が感じられるのだが
ファミリーの1st “Music In A Doll’s House(’68)”と近いモノを感じ取ってしまうのって・・・ワタシだけ〜?
(あくまで個人的感想です)
正直
何故彼がソフト・マシーンを脱退した後も
技術的に優れ指向する音楽の異なる彼らをなおも惹きつけ続け
精神的な支柱となっていたのかはかなり謎なのであった