そして

プログレッシヴロックはパンクロック

パンクでフォークでプログレッシ部と三拍子揃った(あとグラム少々)

このスッドレど真ん中なヤツらがこれ

 

.       Garbo’s Celluloid heroes – Only Death Is Fatal(’78 Big Bear)

 

と云っても・・・ぶっちゃけ一曲だけ

しかもB面の『Won’t You Come To My Funeral?』の方だという隠れキャラっぷり

 

このバンド

シングル3枚だけで終わったUKによくあるガキんちょ向け歌謡ティーン・ポップスみたいな感じで

長らく謎の存在だったんだが(あくまで個人的見解です)

イカス風貌や音楽スタイルから例えばコックニー・レベルの前座的な何かみたいな

浮上しなかったC級グラムだと思っていた時期もありました

多分その通りで合ってると思うんだが

ヴォーカルのガルボことChristopher Robin Evansは元サイケポッププログのThe World Of Oz出身なのだ

ただ

The World Of Ozは人類が買えるような値段で売っていないので未だに未聴だキリッ

なので・・・終了〜

(なんだお前)

 

ガルボの他の2枚のシングルでも甘々な美旋律歌謡フォークをしっとりと聞かせてはくれるが

パンク時代を迎えてもっと雑っぽくワイルドなパワーポップンロケンローラーに主旨替えしたもよう

ただし確認出来る限りこれが最終作と思われる

 

正直

A面のグラム風パンカーの『Only Death Is Fatal』も’77 Punk bes t40 Songに入るレベルで最高なチューンなんだが

B面のフォーキーなバラード『Won’t You Come To My Funeral?』はバンドサウンドが生々しいせいか

それ以前シングルでの気取ったよそ行きの着飾った上っ面フォークと違って

メランコリックかつアンニュイに起承転結をつけながら丁寧に歌い込んで行く中にも

ロックンロールのラフなフィールとパワーが充分にあり余って充満していて

総てを計算した上であえて脱力する・・・

そんな一種はぐらかされているようなやさぐれたトコロは

ちょっとパブのバンドっぽい吹き溜まりの天使的な存在感がある

 

とにかく

 

無名な人物なのに歌も巧いし演奏も良いしこいつら何モノ?と思った

完璧な7″なもんだった

(二回目)

 

こんなイカしたPVまで作った大人グラムパンクが売れずに終わっちまった歴史なんて

要らねぇんだよナンナンダヨ~

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