CBGBのライヴでのタフ・ダーツのヴォーカルがまだロバート・ゴードンだったのを想い出したZ
. Live At CBGB’s – The Home Of Underground Rock(’76 Atlantic)
このパンク・ロックの台頭をいち早く世界に表明した記念すべきライヴ2LPは
タフ・ダーツの”All For The Love Of Rock ‘N’ Roll”から始まり
途中”Head Over Heels”を挟んでタフ・ダーツの”Slash”で終わる仕様で
三曲もタフ・ダーツが入ってるし
多分開園のかけ声もロバート・ゴードンと思われ
タフ・ダーツがNY Punkの中心となっているかのようなレコだった野田
ただし
今の人に「これがパンクなんです」と言っても「???」な感じの
種類/ジャンルも雑多でどちらかというとパンク以前の旧世代の
古臭く中途半端なバンドのロックがいっぱいぶっ込まれているので
正直今となっては微妙なアルバムだろう
だがそれがイイ!
タフ・ダーツは元来ストーンズ型のNYロックなのでかなりドールズに近いんだが
ロバゴーが唄うと発声やマインドが正し杉るし
スタイルがジャック・スコットやサンフォード・クラークばりにヴィンテージなため
ある種滑稽な程曲の輪郭がくっきり好感度うpになってしまい
転石風のチョイ悪ロケンローのラフな感じが無くなりぶっちゃけ笑える
確かに60年代に生き延びたロカビリーニキてな風に聞こえなくもないが
やっぱり脱退して純粋なロカビリーに専念して正解だったようだ
ミンク・デヴィル ザ・シャーツ ラーフィン・ドッグス等後に単独アルバム・デビューした連中や
「これのどこがパンクじゃ」なサンとか
他のバンドは長くなるのでスルーするが(聴き込むと面白すぐるので辛い)・・・
あえて白眉は2曲入ってるMansterというこの盤でしか聴けないバンド
まさにアヴァンギャルド・プログレッシヴ・スペース・パンク(メタル寄り)とも言うべき音楽性で
ちょっと何演ってるかわかんない奇妙な曲をフリーフォームで展開
これそNYの恐ろしさと云うか明らかに早すぎたバンドと云え魔性か
※パソコン移行はスケジュールが変わった