え?

プログレッシヴロックはパンクロック

こっちがキャメルの最高作なの??

・・・どっちでもあくまで個人的好みです

 

.       Camel – Snow Goose(’75 Decca / London)

 

『白雁(Snow Goose)』はポール・ギャリコの同名短編小説にインスパイアされ

セクシー田中さんのTVドラマ化脚本とは違い

忠実に原作ストーリーをなぞるように楽曲化した各曲を順に並べたコンセプト・アルバムながら

権利関係に関わる事を避けて?小説を引用する形での歌詞は無く全てインスト曲で構成されている

なので

小説のストーリー展開が解らない人には愉しさもどうなんだろかと思いきや・・・

そんな事は全く気にならない壮大な長尺組曲として緊張感を保ち一気に聴き通す事が出来るアルバムなのだ

ただ

この日本盤のライナーには立川直樹氏が丁寧に小説のストーリーと曲を照合させて解説してくれているので

たとえ小説や映像(TV映画化された)を未読/未見でもその情景がまざまざと瞼に浮かぶのだ!

・・・なワケねぇだろうが!!

てかネタバレしてんなや!!!

みたいな

 

それはともかく

ギターのアンディー・ラティマーはフルート演奏も披露

要所要所で全体を纏め上げる重要な役割を果たす美しいオケの編曲は

カンタベリー系に何枚も噛んでいるデヴィッド・ベッドフォードが担当

難を云えば

割と悲劇的なお話なので決して明るく楽しい気持ちにはならない悲壮感が残る盤

タイトルを読んでシーンを妄想しよう

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